リアルタイムOS上でのQoS制御手法の検討 : 処理モード方式を用いたQoS制御とリアルタイムOSによるQoS制御支援機能
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概要
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近年,コンシューマ向け組込みシステムは多機能化が進み,マルチメディア処理を備えるものが多くなってきている.しかし,マルチメディア処理は付加価値的存在であり,システムが高付加時には,十分な処理時間が与えられない可能性がある.本論文では,マルチメディア処理の品質に対してQoS制御を行い,この問題を解決する手法を提案する.具体的には,処理時間の異なる処理モードを搭載したマルチメディア処理アプリケーションを用意し,その処理モードを利用可能な処理時間に応じて選択する方法を取る.また,リアルタイムOSにより利用可能な処理時間を事前に決定し,アプリケーションに伝えるQoS制御支援機能についても提案する.また,提案した方式につて,μITRON4.0仕様準拠のOS上への実装を行い,評価する.
- 2003-03-10
著者
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