非同期分散システムにおけるチェックポイント設定とロールバック回復

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概要

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非同期分散システムにおける、新しいチェックポイント設定手法およびロールバック回復手法について述べる。本論文で提案するチェックポイント取得手順は、任意のプロセスによる手順実行開始が可能であり、このために特別のメッセージを必要としない。また、本論文で提案するロールバック回復手順は、任意のプロセスによる手順実行開始が可能であり、一貫した広域状態を定めるチェックポイントへ、必要なプロセスのみをロールバックさせる。このロールバックは、各プロセスごとに非同期的に実行される。提案する手法は、この非同期的な実行によって発生し得るライブロックの問題を解決している。以上により、システムの可用性を保ったままでこれらの手順を実行することができる。
一般社団法人情報処理学会の論文
1996-05-16

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