オブジェクト指向モデルを用いた業務分析に基づく要求獲得の試み
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概要
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本稿では,オブジェクト指向分析プロセスにおける要求獲得を支援する枠組について考察し,要求者と分析者の間のコミュニケーションを支援するツールを提案する.このようなコミュニケーションを通じて,混沌とした状態にある問題領域を構成する多数の要素間の相互作用から,ソフトウェアに対する要求につながるパターンが発現する.本ツールは,オブジェクト指向モデルに基づいて表現された対象業務において,その構成要素をクラスタリングし,次いで,クラスタの内部を再構造化する.これによって,分析者は,対象業務を的確に理解できるようになる.本ツールを図書館システムの分析に適用する実験では,比較的良好な結果が得られた.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1993-11-30
著者
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本位田 真一
情報処理振興事業協会(ipa)新ソフトウェア構造化モデル研究本部 : (現)(株)東芝研究開発センターs&s研究所
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斉藤 康彦
情報処理振興事業協会
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斉藤 康彦
情報処理振興事業協
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斉藤 康彦
情報処理振興事業協会(ipa)新ソフトウエア構造化モデル研究本部
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