企業組織内の現象のモデルに基づく要求獲得
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概要
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企業組織内の現象の変化に適応して進化する計算機システムを開発するための,要求分析の方法論について考察する.計算機システムを効果的に利用するためには,実世界と計算機システムとの対応が明確でなければならない.すなわち,実世界の構成要素と計算機システムの構成要素が対応付けられ,実世界と計算機システムの境界が明らかにされる必要がある.そのために,本方法論では,実世界を記述するモデル,および,実世界と計算磯システムとの対応を明示的なプロダクトとして位置付け,これによって,企業組織内の現象の変化,すなわち,計算機システムが存在する環境の変化に適応して,計算機システムを進化させることを支媛する.要求モデルは,要求される計算機システムのモデルである.これに対して,業務モデルは,そのような計算機システムを要求する業務のモデルであり,企業組織内の現象を記述する.本方法論における要求の獲得とは,業務モデル,および,業務モデルと要求モデルとの対応を定義することである.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1994-09-20
著者
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斉藤 康彦
情報処理振興事業協会
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斉藤 康彦
情報処理振興事業協
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斉藤 康彦
情報処理振興事業協会(ipa)新ソフトウエア構造化モデル研究本部
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本位田 真
情報処理振興事業協会(IPA)新ソフトウエア構造化モデル研究本部
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