環境の変化に柔軟に適用できる「発生型ソフトウェア」の提案
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概要
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ネットワーク通信プロトコル、開放型の並列分散システム、ユーザインタフェースやマンマシン系、ソフトウェアプロセスなどのように自律的な実行主体が存在し相互に通信し合いながら並行的に動作するシステムを計算機で、つまりソフトウェアで自由に扱えるようにしたいと言う要請が高まっている。また、従来のソフトウェアは、機能的には固定的なものであり修正や変更などに対して必ずしも柔軟なものではない。筆者らは、生体情報系に着目し環境の変化に適応する仕組みをソフトウェア部品に応用することを目指している。特に、遺伝子を生体の発生や分化、恒常性の維持などの制御プログラムとみなし、その本質的な特質をソフトウェア部品としてモデル化することを試みている。最終的な目標は、要素間の協調動作の結果として意図した仕事を行わせるようなソフトウェアの新しい仕組みを確立することである。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1992-09-28
著者
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