α,β.γ,δ-テトラキス(4-カルボキシフェニル)ポルフィンを用いる微量銅(II),亜鉛(II),マンガン(II)及びコバルト(II)の逆相分配高速液体クロマトグラフィー
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概要
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Simultaneous determination of small amounts of Cu(II), Zn(II), Co(II) and Mn(II) with α,β,γ,δ-tetrakis(4-carboxyphenyl) porphine (TCPP) by HPLC was developed. The metal-TCPP complexes were quantitatively formed within 20 min at room temperature in the presence of Hg(II) and pyridine ([Hg^<2+>]_<Total>≧10^<-6> mol dm^<-3> and [Pyridine]_<Total>≧10^<-2> mol dm^<-3>) over the following pH ranges of 7.0〜11.2(Cu), 7.0〜10.9(Zn), 8.2〜10.2(Co) and 7.8〜10.7(Mn). Pyridine not only acted as an accelerator for complexation, but also as a selective modifier, as seen by the retention behavior of the Go complex in the chromatogram. Recommended procedure : Prepare a sample solution containing up to 1.6 μg of Cu(II), Zn(II), Mn(II) and Co(II) in a 25 cm^3 ambercolored-volumetric flask, to which add 2 cm^3 of 1×10^<-4> mol dm^<-3> TCPP, 0.25 cm^3 of 1 mol dm^<-3> pyridine solution, 0.5 cm^3 of 0.1 mol dm^<-3> sodium tetraborate pH buffer solution (pH 9.3), and 1 cm^3 of 1×10^<-4> mol dm^<-3> mercury(II) solution. Leave to stand at room temperature for 30 min and dilute to 25 cm^3 with water. Inject 0.1 cm^3 of the mixture into the HPLC system [mobile phase : 50 w/w% mixture of acetonitrile and aqueous acetic acid-sodium acetate solution (pH 3.5), flow rate 0.5 cm^3/min, column : Merck CGC glass cartridge LiChrosorb RP-18 (5 μm : 3.2 mm i. d.×150 mm)], and measure the absorbance at 420 nm. The molar absorptivities (ε/cm^<-1> mol^<-1> dm^3) of Cu-, Zn-, Mn- and Co-complexes at 420 nm were 2.35×10^5, 5.81x10^5, 5.25×10^4 and 6.46×10^<-4>, respectively. The peak height calibration curves of these metal ions were linear over the range of 4×10^<-8> to 1×10^<-6> mol dm^<-3>, and the relative standard deviation (5 determinations) at the center of the calibration range were 3.6%(Cu), 3.3%(Zn), 1.6%(Co) and 4.3%(Mn). Up to 100 μg of alkali metal ions (Na^+, K^+), alkali earth metal ions (Mg^<2+>, Ca^<2+>, Ba^<2+>, Sr^<2+>), and anions (Cl^-, Br^-, NO_3^-, SO_4^<2->, ClO_4^-. CH_3COO^-) did not interfere with the determination.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1986-09-05
著者
-
五十嵐 淑郎
東北大学工学部分子化学工学科
-
五十嵐 淑郎
Department Of Biomolecular Functional Engineering Faculty Of Engineering Ibaraki University
-
足立 弘明
東北大学工学部分子化学工学科
-
小原 昭
東北大学工学部応用化学科
-
四ッ柳 隆夫
東北大学工学部応用化学科
-
五十嵐 淑郎
茨城大学工学部
-
五十嵐 淑郎
茨城大学
-
四ッ柳 隆夫
東北大学工学部
-
四ッ柳 隆夫
東北大学大学院工学研究科応用化学専攻分子システム化学講座応用計測化学分野
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