ジイソプロピルジチオホスフィン酸アンモニウムを用いるニッケル,亜鉛,カドミウムのガスクロマトグラフィーによる定量
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概要
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A chelating reagent containing sulfur ligands, ammonium diisopropyldithiophosphinate, was synthesized and various metal ions were reacted with it to form the chelates. The thermal properties, the extractability into organic solvents and the gas chromatographic behavior of the metal chelates were investigated. Metal ions used were nickel, zinc, cadmium, cobalt, mercury, lead, and bismuth. The thermogravimetric analysis of these chelates showed that cobalt, nickel, zinc, and cadmium chelates can sublime (94〜100)% below 300 ℃ Only the cobalt chelate is not extracted into organic solvents at all. Therefore, a gas chromatographic method for the simultaneous determination of nickel, zinc, and cadmium was investigated. Typical procedure was shown as follows. Add 1 ml of a solution containing nickel, zinc, and cadmium (more than 2×10^<-6>mol dm^<-3>, respectively), 0.5ml of a 0.5 mol dm^<-3> phosphate buffer solution (pH 7.5) and 1 ml of the reagent solution (7.5×10^<-2> mol dm^<-3>) into a stoppered test tube and dilute to 10ml with distilled water. Extract the chelate formed with 1 ml of chloroform with shaking for 15min and inject 4*l of the extract into the FID gas chromatograph. Measure the peak height or the peak area. Less than 1 x 10^<-4> mol dm^<-3> Mg^<2 +> , Co^<2+>, Mn^<2+>, Al^<3+>, Sn^<4+>, and SiO_3^<2-> did not interfere. The disturbance by Fe^<3+> could be effectively eliminated by adding triethanolamine.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1982-05-05
著者
-
桐栄 恭二
岡山理科大学理学部化学科
-
桐栄 恭二
岡山大学理学部化学科
-
下石 靖昭
岡山大学理学部化学教室
-
下石 靖昭
岡山大学医療技術短期大学部
-
吉田 一男
岡山大学理学部化学教室
-
桐栄 恭二
岡山大学理学部
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