教育用計算機システムにおけるデータの配置方法に関して

概要

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大学等において, 情報処理教育のために教育用計算機システム(以下「教育用システム」)が導入されている。現在のところ教育用システムは, ワークステーション(以下「WS」)やパーソナルコンピュータ(以下「PC」)を計算機ネットワーク(以下「ネットワーク」)で接続した分散システムとして構築してい場合が多い。教育用システムの構築および運用において, 利用者の使い易さ, 効率, 管理者の運用の容易さ, を考慮する必要がある。一般, 教育用システムで利用者が直接扱う計算機は, そのハードウェア, ソフトウェアの環境が統一されていなければ, 教官, 学生は混乱をきたす。そのために, 管理者は, 同一の環境を保つために努力をしている。また, 教育用システムが分散化されたことによって, 利用者の多様な要求に答えることが可能になってきている。一方では, 効率的な運営を行なうために計算機や応用プログラムを集中して管理することが望ましい。本稿では, 計算機に関する情報や応用プログラム, 個人が保持する情報などのデータを整理分類し, モデル化を行った。
一般社団法人情報処理学会の論文
1997-09-24