定性推論におけるメタ制御方式

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概要

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定性推論は、厳格な数値計算によるのではなく、定性的に表現された量に基づいて、回路などの系の挙動を因果関係的に解析する。このため、人間にとって理解しやすい結果が得られるが、定性的であるゆえに曖昧性が生じ、存在しえない無駄な挙動をも出力してしまう。定性推論システムに、不完全ではあるが非線形連立不等式を解くことができる制約ソルバーを導入することにより、この曖昧性をあまり増加させることなく系の挙動を因果関係的に解析できる。しかし、こんどは逆に、定量的な解析を行うゆえに、定性的な記述ができなくなるという問題が生じる。本報告では、定性的な記述をも可能とする上記制約ソルバーを用いた定性推論におけるメタ制御法について述べる。
一般社団法人情報処理学会の論文
1992-09-28

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