手続き型言語によるプロダクションシステム制御手法のCAIシステムへの適用と評価
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概要
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従来,プロダクションシステムの利点として,ルールの記述・読解が容易であること,ルールの追加・削除等の保守が容易であることが挙げられてきた.しかし,実際には,ルールベースの保守というのは思いの他因難であり,大きな問題となっている.しかしながら,実用レベルのプロダクションシステムを実際に運用していくに当たっては,機能追加・変更等のユーザからの要求に対応することが必要である.我々の開発した知的CAIシステムCAIRNEYにおいても,ユーザから様々な要求が挙げられ,その吸収のためにルールベースの大幅な更新を行った.これは大変因難な作業であったが,その主な原因はルールの可読性の悪さにあった.本稿ではまずその経過について報告する.一方,我々の研究所では,ルールの可読性を向上させるため,制御知識と領域知識を分離し,手続き型言語を用いてプロダクションシステムを制御する手法を考案している.この手法を用いてCAIRNEYルールベースの更新を再現し,効果を検討することとした.本稿の後半ではその実験の概要と評価結果の一部を報告する.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1992-02-24
著者
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