CAIRNEY2におけるスキル知識の表現
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概要
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我々は知的CAIシステムCAIRNEY(ケルニ)を開発し、ネットワーク設備の保守運用等の業務を中心に教材を作成している。上記のような教材では、装面の構成を理解し、ボタン等の部品の位置を把握し、操作方法を習得し、故障発生時に適切な対応が可能な、装置のメンタルモデルを学習者が形成することが必要であり、なかでも装置操作等の手続き的スキル習得の占める比率は高い。従来、本システムではシーン(フレーム)をベースに学習者に教材を提示していたため、装置の簡単な概要を理解するための初心者用教材には十分適用可能であったが、装置操作方法を習得しメンタルモデルを形成するような中上級者用教材を作成するには不十分な点もあった。そこで装置の操作実習による手続きを習得し、メンタルモデル形成の手助けをするシミュレーション機能を新たに構築することにした。本稿では、効率的に質の高い教材を提供するという観点からシミュレーション機能の具備すべき機能を明らかにし、ネットワーク装置の表現に適した知識表現を提案する。本機能を実際の教材作成に適用した結果についても述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1992-09-28
著者
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