タイプ付素性構造による生成過程の制御
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概要
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対話文翻訳システムの生成部として、双方向文法を用いた生成システムを開発した。生成システムでは、同じ規則が何度も適用されて停止に至らなかったり、最終的に書換えの失敗に至る無駄な規則が適用される場合がある。これを避けるために、Assertionsという制約条件を文法規則に付加し、宣言的記述で制御を行う方法を提案した。ここでは、このような宣言的な制御を、タイプ付き素性構造[3]の導入によって行う方法について述べる。さらに、素性構造に選言を含める[4]ことにより、派生木全体を複製することを避ける方法について述べる。また、発話意図を生成するためにHPSG[5]に基づいて作成された文法を、生成例とともに示す。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1990-03-14
著者
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