日本語端末間対話解析のための句構造文法
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概要
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日本語による端末間対話の翻訳を目的として、解析用句構造文法を記述した。Head-driven Phrase Structure Grammar(HPSG)を採用し、その日本語版であるJapanese Phrase Structure Grammar(JPSG)の考えに拠っている。日本語の特に話し言葉において重要な述語部分の解析に重点を置いている。これにより各述語構成要素間の相互承接関係が正しく指定できる。そのための手法は複文構造、およびテンス・アスペクトの解析に応用できる。現状は一文内の解析にとどまるが、文脈解析への入力となりうるよう考慮されている。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1988-09-12
著者
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