ソフトウェア生産を統合的に支援する列車運行監視システムビルダの実現

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概要

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システムの計画から構築・実行まで統一的な環境で行なう列車運行監視システムビルダをオブジェクト指向方式を用いて実現する。列車運行監視システムビルダを、監視対象設備を表すシンボルの表示、設備属性の管理機能を持ったオブジェクトで構成する。計画段階のラフスケッチ画面への適用を考えた場合、設計・製作段階に適用した場合とでは、通常、上記のオブジェクトの取り扱いが異なる。そこで、オブジェクト間に接続機能を持たせ、計画、設計、製作まで統一的に取り扱えるようにする。従来、監視単位毎に分かれていた線路間の接続を定義し、実世界通りに1本の線路として取り扱うことにより、ラフスケッチ画面の描画から適用でき、最終的な監視画面の構築まで一貫して行うことができる。さらに、シンボルの色換え/数値表示などのオンラインの動作機能をオブジェクトに持たせることにより、エディタ画面が即、監視画面となる。設計、製作、試験、運用を共通の環境で行なうことができる。
一般社団法人情報処理学会の論文
1995-09-20

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