C++言語のシステム向き拡張ツール : OPTEC
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概要
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大規模計算機応用システムの開発では,多数の応用プログラマがシステム基本部を構成するライブラリ群を理解し,システムアーキテクチャとして規定された利用法に従ってプログラム開発を行わなければ抵らない.しかしシステムの高機能化,分散化に伴い,システムアーキテクチャが複雑化し,ライブラリの量も増大している.その結果,応用プログラム開発の生産性低下が問題になっている.本論文ではC++言語のシステム向き拡張ツールOPTECについて,その概要と特徴を述べる.OPTECの目的は,システム基本部として構成されたライブラリ群に対して,その利用が容易となるようプログラミング言語を拡張,カスタマイズすることである.本論文ではまず,C++言語のクラスライブラリの再利用性を高める手法として,ライブラリに対するC++言語の拡張,カスタマイズカ有効であることを示す.OPTECでは拡張言語からC++言語へのプログラム変換に木書換え手法を用いている.その特徴は,意味解析と木書換えの統合化により柔軟な拡張を可能としたこと,階層的書換えと呼ぶ手法により効率良く変換が行えること,変換出力に対する柔軟蛙プログラミング機能などである.また本論文では試作したOPTECの適用結果についても述べ,有効性を明らかにする.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1992-05-15
著者
-
小島 泰三
三菱電機(株)先端技術総合研究所
-
阿部 茂
三菱電機 中研
-
杉本 明
三菱電気(株)中央研究所
-
小島 泰三
三菱電気(株)中央研究所
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阿部 茂
三菱電気(株)中央研究所
-
杉本 明
三菱電機 人材開発セ
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