仮名漢字変換システムにおける単語自動登録機能の実現

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概要

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現在広く普及している日本語ワードプロセッサ(以下、「ワープロ」と記す)の入力方式として、仮名漢字変換方式が定着してきている。仮名漢字変換システムが用いる辞書には、あらかじめ十数万語もの単語が登録されるようになったが、基本的な語が充実するにつれ、予測ができないローカルな語彙が変換できない場合が、相対的に顕著になってきた。ローカルな語彙は固有名詞だけではなく、送り仮名の規定、教育水準などに合わせた使用漢字の限定などの表記ルールが存在するので、膨大な数になる。これらに対応するためには、ユーザが自分で登録するしかない。しかし、現在普及しているワープロが提供する単語登録インタフェースでは、登録単語の語幹部分と品詞情報を指定しなければならず、初心者にとっては困難な作業である。
一般社団法人情報処理学会の論文
1995-03-15

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