チャート分析ルールの洗練化知識と深い知識の考察

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概要

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筆者らはチャート分析法に基づいて株式の売買を予測するエキスパートシステム(以下チャート分析ESと略記)を開発してきた。現在専門書より代表的な分析手法(グランビルの法則,ローソク足に関する分析法,コポック買い指標,モメンタム分析,サイコロジカルライン,出来高移動平均線,OBV,逆ウォッチ曲線)をルール化し,過去の株価データに基づいて評価したところ,「予測時点の株価より2ヵ月以内に株価が5%以上上昇(下降)すれば買い(売り)の判断は正しかった」という評価基準において各分析法の正解率は約35〜45%であった.本稿では,専門書に書かれている知識を直接的に記号に変換したルールの性能を向上させる洗練化手法について考察すると共に,ルールを構成する基本的知識(深い知識)を整理することにより,新しい分析ルール(浅い知識)を生成する可能性について検討する.
一般社団法人情報処理学会の論文
1988-09-12

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