心理学実験に基づくユーザ・インタフェースの設計 : ブリンキングのパラメータ設定を例として
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概要
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ユーザ・インタフェースの研究開発は、情報入力における操作性の簡易化や、情報入力の効率化等が中心に多方面で行なわれている。しかし、入力,表現する情報の内容や、表現された情報の理解に対してまでは考慮があまりなされていないのが現状である。著者らはこの点に注目し、入力,表現をする情報の内容までも考え、「情報入力者の意図」と、「情報受信者の印象,理解」を考慮したユーザ・インタフェース設計の研究を行なっている。そして特に、従来の人間工学的アプローチに加えて心理学的アプローチを導入しており、具体的には、心理学実験によりユーザ・インタフェース設計に必要なパラメータ等の設定を行なっている。本稿ではケース・スタディとして、情報発信者と情報受信者が直接介在する分野の1つとしてプレゼンテーションを取り上げ、その中で文字のブリンキングという聴衆の注目を集め、理解を促すある表現手法について、最適点滅時間決定のために行なった心理学実験とその結果、そしてインタフェース設計への適用について報告する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1986-10-01
著者
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