メソッドの仮翻訳によるオブジェクト指向言語の最適化
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概要
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SmalltalkやSclfなどのオブジェクト指向言語では、アプリケーション、ライブラリ、開発環境を構成するオブジェクトの区別がなく、全て一つの巨大な仮想イメージに含まれる。そのため起動に長時間かかる、主記憶を大量に消費する、局所性が低く仮想記憶との相性が悪いため実行速度が遅いといった問題がある。またこれらの開発環境ではプログラム変更時の反応時間の遅さが問題になっている。本研究ではソースコードが実行時に参照できることを前提とし、翻訳を仮翻訳と本翻訳の二回に分け、一部を実行時に行なうことでこれらの問題を解決する方法について考察する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1996-03-06
著者
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