浄書システムにおける性能評価機構と一評価

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マルチメディア時代を迎えて、従来のテキストベースの出力だけでなく、コンピュータグラフィクスのようなビットイメージを、カラーで出力したいというような要求が高まってきている.しかし、今後、ハードウェアがカラー化、高解像度化していくこと考えると、それに伴って描画処理の負担が増加することが予想される。また、多様なデータをその出力対象として想定しておかなければならない。そのため、CPUや、システムの性能への要求もこれまでより厳しくなる. 我々は、研究室内のすべての出力をサポートすることを目標に、LBPを採用したインテリジェントプリントサーバシステム「浄書」を開発・運用してきた。これは、OS/礎(以下礎という)というマイクロカーネルをシステムソフトウェアのベースとした構成になっている。上記の事柄に対して、浄書システムが今後どこまで対応できるか、また、どの部分がボトルネックとなるかを明らかにするため、性能評価機構を設計・実現した. この機構では、タスクレベルでシステムプログラムのオーバヘッドを知るという方針のもとに、タスクの実行時間と状態遷移を取得して評価するというアプローチを採っている。本稿では、その概要を報告する。
一般社団法人情報処理学会の論文
1996-03-06

浄書システムにおける性能評価機構と一評価

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