XMLを用いた言語間変換
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概要
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現在,様々なプログラミング言語が存在しており,それぞれが独特の機構を持っている.その特殊性のために各プログラミング言語は多くの基準に従って分類され,その類似性や相違性が議論されている.ここではそれらのうち,手続き型言語および関数型言語に分類されるものは,共通の構造として木構造をとると仮定する.この仮定に基づき,各言語間の違いを埋めるだけの情報を持つように,XMLのスキーマを定義する.これにより,各プログラミング言語に対する解析を行い,それぞれについて不足する情報を抽出し,プログラムをスキーマに適したXML形式に変換することが可能となる.この際,ある言語に固有の機構は,各言語に共有の一般的な機構へと変換されることになる.その後にXML関連技術であるXSLTを用いて,XML形式のデータに適切なスタイルシートを適用すれば,元の言語とは異なる言語で書かれたプログラムが得られる.これはすなわち,スキーマに適したXML形式に変換することができるすべての言語から,適切なスタイルシートを持つすべての言語へのプログラム変換が可能であることを意味している.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2005-01-15
著者
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