パーセプトロン予測を用いたTCP輻輳制御(ネットワーク,2012年並列/分散/協調処理に関する『鳥取』サマー・ワークショップ(SWoPP鳥取2012))
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概要
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本論文ではニューラルネットワークの一種である多層パーセプトロンを用いた輻輳制御アルゴリズムであるTCP Predictionを提案し,提案手法を実現するLinux用カーネルモジュールの実装を行った.1960年代に計算機ネットワークにおける輻輳崩壊が観測されて以来,様々な輻輳制御アルゴリズムが考案されてきた.その中でパケットロスを輻輳の発生とみなしパケットの送信レートを落とすロスベースの手法にBinary Increase Control(BIC)と,BICを基にしたCUBICというアルゴリズムが存在する.これらは前回のパケットロスを基に可用帯域の予測を行うが,我々はこの予測をパーセプトロンを用い,複数のパケットロスから行うアルゴリズムTCP Predictionの実装及び評価を行った.結果として,TCP PredictionはCUBICと同等のScalabilityとTCP Friendlinessを示し,また,同等のFairnessを保ちながらも高いスループットを得た.
- 一般社団法人電子情報通信学会の論文
- 2012-07-26
著者
-
平木 敬
東京大学情報理工学系研究科
-
平木 敬
東京大学大学院情報理工学系研究科コンピュータ科学
-
今井 浩
東京大学
-
今井 浩
Erato今井量子計算機構プロジェクト Jst:東京大学情報理工学系研究科コンピュータ科学専攻
-
谷田 直輝
東京大学
-
平木敬
東京大学
-
平木 敬
東京大学情報科学科平木研究室
-
平木 敬
東京大学大学院情報理工学系研究科:電子技術総合研究所情報アーキテクチャ部
-
平木 敬
電子技術総合研究所電子計算機部計算機方式研究室
-
今井 浩
東京大学理学部
-
平木 敬
東京大学情報理工学系研究科コンピュータ科学専攻
-
谷田 直輝
東京大学情報理工学系研究科コンピュータ科学専攻
-
黒田 隼之輔
東京大学情報理工学系研究科コンピュータ科学専攻
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