投機的再利用による動的並列実行方式
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概要
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アプリケーションを並列に実行することは高速化に有効であるが、並列に書かれていないプログラムを並列実行させるためにはプログラマが書き直すか自動並列化コンパイラを使う必要がある。しかし現在までに数値計算ではない一般的な整数演算などのプログラムに対して十分な並列化を行うことができる自動並列化コンパイラはない。明示的な並列化の困難なアプリケーションに対しては投機的並列性を用いて動的並列実行をすることが可能である。投機実行を有効に行うためには予測が正確である必要があるが、投機実行に必要なデータ値の予測を最も正確に行うデータ値再利用をする場合予測処理に時間がかかりオーバヘッドとなる。本研究ではデータ値再利用を投機的に行うことによりオーバヘッドを隠蔽する投機的再利用を提案し、提案方法による投機的並列実行を行うアプリケーションに対して性能を評価した。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2002-08-15
著者
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