広告主・閲覧者間コミュニケーションを促進するコミュニティ向け電子広告システムの提案(知識協創支援)(<特集>知の共有から知の協創へ)

概要

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コミュニティの内部では,掲示板に各種告知広告や情報提供広告,あるいは情報収集広告などが頻繁に掲示され,コミュニティ構成員の間での知識や情報の交換と共有が行われている.これによってコミュニティ内における様々な問題が解決され,新たな知識が産み出され,活用される.しかし,一般的な紙ベースの広告は閲覧のための負荷が低く,容易に多くの人々に見てもらえる反面,広告主と閲覧者の間での情報交換が起きにくい.ウェブを用いた電子広告システムは,逆に広告主と閲覧者間の情報交換が容易な反面,閲覧のための負荷が高く,限られた一部の人々にしか見てもらえない.そこで本論文では,広告主が閲覧者の広告への接近を即時的に知り,閲覧者に対し同期的かつ直接的に働きかけてPRする機能と,閲覧者が容易に広告主と情報交換できるためのコミュニケーション機能を有する,コミュニティ向け電子広告システムを提案する.構築したプロトタイプシステムInteractiveFliersを用いて実験を実施した結果,PR機能とコミュニケーション機能はおおむね有効に働くことが分かったが,閲覧者接近通知機能については,通知頻度が高すぎるなどの問題があることが分かった.また,閲覧者が広告主へ問合せする際に,「恥ずかしさ」が障害となることも明らかになった.
一般社団法人情報処理学会の論文
2005-01-15

広告主・閲覧者間コミュニケーションを促進するコミュニティ向け電子広告システムの提案(知識協創支援)(<特集>知の共有から知の協創へ)

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