クワ枝木部におけるファイトアレキシンの生成
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
The production of antifungal substances in xylem tissue of one-year-old mulberry shoots (Morus alba L.) was studied. The xylem blocks (ab. 1 cmφ×1 cm length) of shoot inoculated with spore suspention of Fusarium solani f. sp mori produced antifungal substances, which were not detected in that of intact shoots. The xylem blocks of uninoculated winter shoot incubated in moist condition also showed the similler effect. These substances seemed to be produced in living tissues, because when the xylem brocks were treated at -60C for 60 min or 55 C for 10 min in water, or chiped too fine it failed to produce the antifungal substances. These substances inhibited the growth of four fungi and two bacteria, the pathogens of mulberry diseases. The antifungal substances were extracted from xylem tissues with methanol, ethanol and acetone but were not extracted with water, ethyl acetate, ethyl ether, chlorofolm and n-hexane. The antifungal substances were separated by silicagel thinlayer chromatography using ethyl ether, and their Rf values of effective spots were 0.10, 0.27 and 0.45. The antifungal substances were briefly concluded as phytoalexins of mulberry.
- 日本植物病理学会の論文
- 1979-04-25
著者
関連論文
- 73 クワ産生のDiels-Alder付加化合物
- (83) カジノキ枝皮層部のファイトアレキシン生成とその抗菌スペクトル (昭和55年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- 37 クワ産生のフィトアレキシン類の構造
- (50) クワ枝皮層部のファイトアレキシンMoracin AおよびBの抗菌スペクトル (昭和53年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- 微生物 (Janthinobacterium lividum) 由来青紫色素の耐光性向上のための紫外線吸収剤の適用の試み
- 昆虫消化管内における抗菌性物質の検出
- 栽培ヒラタケに腐敗病を起こす日本産 Pseudomonas tolaasii の産生する毒素とその生物活性
- (31) 群馬・茨城県に発生したMyrothecium verrucariaおよびMyrothecium sp.によるクワ暗斑病(病原追加) (関東部会講演要旨)
- Fusicoccum aesculi Cordaによるミズキ枝黒枯病(新称)の発生(一般講演(口頭発表),第8回大会講演要旨)
- オガサワラグワの斑点性落葉被害に関与する3種の菌類(一般講演(口頭発表),第7回大会講演要旨)
- ナツツバキ・ヒメシャラ紅斑病(新称)
- (194)ナツツバキ・ヒメシャラの紅斑病(新称)
- 草花の新病害2種;コスモス茎枯病とインパチエンス白紋羽病(平成12年度 日本植物病理学会大会 講演要旨)
- マツ類の植木に発生したペスタロチア葉枯病(続報)(一般講演(口頭発表),第3回大会講演要旨)
- マツ類の植木に発生したペスタロチア葉枯病(続報)
- マツ類およびアカエゾマツのペスタロチア葉枯病 : 病原追加と新病名(第2回大会講演要旨)
- マツ類およびアカエゾマツの植木に発生したぺスタロチア葉枯病
- Myrothecium roridumによるクワ暗斑病 (新称)
- (116) クワ暗斑病菌Myrothecium roridumの培養的性質と病原性 (日本植物病理大会)
- (3) クワ褐斑病菌の所属について (日本植物病理学会大会)
- (145) クワの凍霜害と細菌の氷核能力に関する研究 : (10) 昆虫・植物等から分離した酵母菌と細菌による防霜試験 (平成2年度大会講演要旨)
- クワ根部表皮における先在抗菌物質の検索
- クワおよび木本植物組織片の示す抗菌作用
- クワの根部における抗菌物質の産生
- クワおよびクワ科木本植物葉における抗菌物質の存在と生成
- 付傷または感染クワ枝皮層部組織におけるペルオキシダーゼおよびポリフェノールオキシダーゼの増加ならびに抗菌性物質の産生
- イネもみ枯細菌病菌の産生する毒素
- (25) ゴボウにおけるファイトアレキシンの生成 (秋季関東部会講演要旨)
- (38) ハクサイにおけるファイトアレキシンの生成 (昭和61年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- (17) ナガイモにおけるファイトアレキシンの生成 (昭和60年度地域部会講演要旨(秋季関東部会))
- Pseudomonas tolaasiiによる揮発性成分の生産とその毒性
- クワ枝木部におけるファイトアレキシンの生成
- クワ科木本植物の枝木部における抗菌性物質の生成と蓄積
- (41) クワおよびクワ科木本植物の根における抗菌性物質の生成 (昭和53年度地域部会講演要旨(秋季関東部会))
- 木本植物の感染枝皮層部における抗菌物質
- 皮部付傷によるクワ又枯病の病斑形成阻止作用と温度の影響
- クワおよび木本植物の枝表皮に含まれている抗菌性物質の検索
- (87) 木本植物の樹皮部における抗菌性物質の産生 (昭和52年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- クワ又枯病菌Stigmina moriの命名上の措置(短報)〔英文〕
- クワ枝皮部切片の抗菌作用とその変動要因
- 氷核活性細菌の遺伝子操作と農業利用(組換え微生物の農業利用-野外での利用を中心にして-)