超3角形BRepにおける無誤差完全4次元処理を用いた形状演算アルゴリズム
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概要
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我々は3角形BRepに, 3つの頂点が同一直線上となるゼロ3角形を導入した超3角形BRepを提案してきている. 超3角形BRepでは, 多角形BRepに比べて単純なデータ構造および処理アルゴリズムとなるので, その処理系の高信頼性を確保しやすいといえる. しかしながら, それでも演算誤差による破綻は免れない. この幾何演算の誤差による破綻の問題を根本的に解決するには, 無誤差演算を用いた完全4次元処理(完全同次座標処理)が最善の方法であると考える. そこで, 本論文では, 超3角形処理に, この無誤差完全4次元処理を導入した形状演算アルゴリズムを提案する. このアルゴリズムでは, ゼロ3角形を用いることにより, 数値の桁数がある上限以上に増大しないことが特徴である. この新しいアルゴリズムと, 従来の高速形状演算アルゴリズムとを計算機実験により比較評価した. 新しいアルゴリズムの計算速度の低下は, 従来のアルゴリズムに比べて数100倍程度に収まることを確認した.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1999-09-15
著者
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荒川 佳樹
郵政省通信総合研究所関西先端研究センター知覚機構研究室
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荒川 佳樹
通信総合研究所
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荒川 佳樹
Atr知能ロボティクス研究所
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荒川 佳樹
郵政省通信総合研究所情報通信部
-
山口 富士夫
早稲田大学
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