情報工学系学科の計算機初期教育におけるEDSACの活用の試みと効果
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概要
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情報工学を専攻する学生に対する計算機初期教育として, EDSACを用いた機械語によるプログラミング教育を行っている. この教育の目標としては, (1)ストアード・プログラム方式の計算機で実現可能なことの限界を実感として理解させること, (2)計算システムに関する知的好奇心をわかせること, (3)技術の発展の方向を認識させること, などを目指している. 本報告では, とくに上記の実現のため, カリキュラム上の考慮からはじめて, 実際の教育, とくに演習を通して, いかに実施しているかについて述べている. そのために, (1)ミニコン化EDSACの開発, (2)TSSによるEDSACの仮想計算磯の開発, (3)EDSACのCAIシステムの開発, などの教育用ツールの開発と充実を行った. これら3種のツールの特徴を生かして使い分け, 過去4年間, 実際に初期教育を行った結果, 学習内容およびツールの組合せ方などについて効果的な方法が確立され, 教育目標も達成できたと思われる. その経緯を報告する.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1983-05-15
著者
-
高橋 延匡
東京農工大学名誉教授
-
阿刀田 央一
東京農工大学大学院
-
阿刀田 央一
東京農工大学大学院生物システム応用科学研究科
-
阿刀田 央一
東京農工大学 大学院生物システム応用科学研究科
-
高橋 延匡
拓大
-
清水 敬子
東京農工大学大学院工学研究科
-
清水 敬子
東京農工大学工学部数理情報工学科
-
阿刀田 央一
東京農工大学電子情報工学科阿刀田研究室
-
清水 敬子
東京農工大 工
-
阿刀田 央一
東京農工大学
-
高橋 延匡
東京農工大学
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