システム記述言語の拡張言語「画匠」を用いた文書作成方式

概要

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我々は,大学の研究室などの環境を前提とし,事務文書から論文,ソフトウェア開発に関連する文書に至る,総合的な日本語文書清書機能をもつインテリジェントプリントサーバ「浄書」の開発を行っている.浄書には,プログラムリスト出力ツールや,和欧混合文に従った行頭行末禁則処理やスペーシング処理などを施し整形出力を行う日本語文書フォーマッタなど,様々な出力ツールが用意されている.そして,これらの出力ツールを統合して利用することを可能とする統合化文書フォーマッタ「浄書参」を現在,開発している.本稿で述べる浄書参における図形出力処理の方式は,インタラクティブな作図システムで行うような,プリミティブの指定だけをサポートする方式ではない.我々は,科学技術論文などを作成する場合に,数式で表されるような関数グラフなどを,数値計算により厳密に描けるようにすることの必要性を痛感した.そのためには,インタラクティブな作図システムでは実現が難しい.したがって,我々は,図形作成言語を用いて文書中の図をプログラミングする方式を採用した.そして,この図形作成言語を「画匠」と名付け,浄書参において,「画匠」で記述した図形情報と文書情報を一体で管理し,整形出力する方式を実現した.
1990-03-14

システム記述言語の拡張言語「画匠」を用いた文書作成方式

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