出現密度分布を用いた語の重要説明箇所の特定
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概要
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本論文では, テキスト中に, ある語が複数箇所出現する場合, その中からその語の重要な説明箇所を自動的に特定する方法を提案する. 語に対して, 重要な, あるいは関連性の高い説明をしようとすれば, 必然的にその語を繰り返し用いる必要がある. そこで, テキスト中での語の出現密度分布を調べ, その高密度な出現位置を取り出すことによって, その語の重要説明箇所を特定することができると考えた. 密度計算には, ハニング窓関数を用いて, ある範囲の語の出現を重み付きで加算するという方法を用いる. 新書10冊, 100キーワードに対する評価実験によって本手法の有効性を具体的に示す.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1997-04-15
著者
-
黒橋 禎夫
京都大学大学院情報学研究科知能情報学専攻
-
長尾 眞
京都大学大学院工学研究科電子通信工学専攻
-
長尾 真
京都大学工学部電気工学第2学科
-
長尾 真
独立行政法人情報通信研究機構
-
長尾 眞
京都大学大学院情報学研究科知能情報学専攻
-
白木 伸征
京都大学大学院工学研究科電子通信工学専攻:(現)株式会社豊田中央研究所
-
長尾 眞
京都大学大学院工学研究科 電子通信工学専攻
-
黒橋 禎夫
京都大学大学院情報学研究科
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