一定飼育環境下における野生ニホンザルの体重と摂取エネルギーの季節変動
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
滋賀県産野生由来のニホンザルを, 室温, 湿度, 光周期が一定の人工環境下において, 1年間にわたり飽食状態で飼育し, 月毎の体重と摂取エネルギー(kcal)を測定して, それらの季節変動を観察した。実験には, 人工環境下で2年以上飼育した成獣のうち, メス6頭, オス4頭を用いた。すべての個体において, 体重および摂取エネルギーは季節的に変化したが, それらのピークの時期には個体によるばらつきがみられた。個体毎の最大体重と最小体重の比は, 1.12〜1.37であった。体重増加期と体重減少期における平均摂取エネルギーは, どちらの性でも体重増加期の方が体重減少期より有意に多かった(p<0.01)。
- 日本野生動物医学会の論文
著者
-
鳥居 隆三
滋賀医科大学動物生命科学研究センター
-
和 秀雄
阪大
-
鳥居 隆三
滋賀医科大学動物実験施設
-
羽山 伸一
日本獣医畜産大学野生動物学教室
-
NIGI HIDEO
Osaka University
-
羽山 伸一
日本獣医畜産大学獣医学部
-
羽山 伸一
日獣大獣医
-
鳥居 隆三
滋賀医大 医 動物実験施設
-
鳥居 隆三
滋賀医科大学医学部附属動物実験施設
-
和 秀雄
大阪大学人間科学部
-
羽山 伸一
日本獣医畜産大学獣医畜産学部
-
NIGI Hideo
The Japan Monkey Centre
-
和 秀雄
日本モンキーセンター
-
Nigi H
Osaka University
-
和 秀雄
日本獣医畜産大 獣医畜産
-
Nigi Hideo
Nippon Veterinary
-
和 秀雄
(株)奄美野生動物研究所
-
Nigi Hideo
Graduate School Of Human Sciences Osaka University
-
Nigi Hideo
Nippon Veterinary And Animal Science University
-
和 秀雄
日獣畜大・野生動物
-
和 秀雄
大阪大学大学院人間科学研究科
-
和 秀雄
大阪大学・人間科学部・行動生態学講座
-
羽山 伸一
日本獣医畜産大 獣医畜産
関連論文
- 群馬県北部地域におけるニホンツキノワグマの出没と里地里山環境との関係(日本家畜管理学会・応用動物行動学会合同2009年度春季研究発表会)
- 絶滅のおそれのある日本の野生動物を守るための分野横断的取り組み : ツシマヤマネコ保全計画づくり国際ワークショップを開催して
- カニクイザルES細胞の分化に対するBMP4の効果
- 野生化したアライグマにおける人獣共通感染症原因菌の保有状況
- R1) イノシシの保護管理と地域社会 : シシ垣を考える(自由集会, 野生生物保護学会 2000 年大会大会報告 : 講演要旨)
- 総合自由討論 (特集 第15回学術大会シンポジウム 外来生物と日本人--この10年の進歩と後退)
- 外来動物問題を解決する--これまでの10年とこれからの10年 (特集 第15回学術大会シンポジウム 外来生物と日本人--この10年の進歩と後退)
- 生物多様性保全のための絶滅危惧種回復行動計画--PHVAプロセスとその実際 (特集・種の保存とランドスケープ--21世紀における自然と人との共生のあり方を考える)
- E-16 イハラてんかんラット(IER)の全身性強直・間代痙攣発作の脳波所見について
- D-19 イハラてんかんラット(IER)のpentylenetetrazole誘発痙攣に関与する遺伝子座のquantitative trait loci(QTL)解析
- C-10 イハラてんかんラットの発作発現に伴うGABA_A受容体(GABA_A-R) subunitの変化
- B-8 てんかん動物の脳波並びに発作行動の同時モニター装置の開発
- C-19 遺伝性てんかんラット(IGER)の2つの異なる発作型(回転運動発作並びに全身性間代・強直けいれん発作)に対するゾニサミドの抗てんかん作用について
- D-22 遺伝性てんかんラット(IGER)海馬体における微少形成異常とてんかん原性について。II. IGERとそのsubstrainのIGER/wc並びにoriginal strainのICRにおける微少形成異常
- B-23 振動センサーを用いたてんかん発作モニターシステムの開発 : 遺伝性てんかんラット(IGER)の発作観察への応用
- 遺伝性てんかんラット(Ihara's genetically epileptic rat: IGER)の海馬みられるmicrodysgenesisとその遺伝様式について
- バンドウイルカ血液性状における季節変動(短報)(内科学)
- 摂〓によるバンドウイルカ血液性状への影響
- 454 ニホンザルにおけるスギ花粉症の発症率と主要アレルゲン(Cy j 1, Cry j 2)に対する反応性
- 環境問題化する外来動物
- タスマニアの野生動物問題とその解決に挑む専門家たち(3)STOP!キツネ--外来動物の侵入を防ぐ専門家たち
- Urine Collection in the Common Marmoset (Callithrix jacchus) and Its Applicability to Endocrinological Studies
- 鳥獣害から果樹園を護る(31)日本獣医生命科学大学が取り組む「野生動物教育研究機構」
- 鳥獣害から果樹園を護る(19)住民参加型被害対策のすすめ方
- 外来生物問題とその対策への提言 : 野生動物委員会における検討結果報告
- C-34 遺伝性てんかんラット(IGER)脳のミクログリア動態について
- 超音波エコー画像診断法によるウサギの妊娠診断
- ツシマヤマネコ (Prionailurus bengalensis euptilurus) における体脂肪蓄積指標の評価について
- 神奈川県三浦半島に生息するアライグマの消化管内寄生蠕虫相に関する研究
- 野生動物医学教育に関する実態調査報告
- ニホンジカ(Cervus nippon)の採食行動からみた緑化工の保全生態学的影響 : 神奈川県丹沢山地塔ノ岳での一事例
- ニホンジカ(Cervus nippon)の採食行動からみた緑化工の保全生態学的影響-神奈川県丹沢山地塔ノ岳での一事例
- カワウにおける保護管理の考え方
- 体重減少がもたらす採餌飛行への利益 : コシジロウミツバメ(Oceanodroma leucorhoa)を例として
- 一定飼育環境下における野生ニホンザルの体重と摂取エネルギーの季節変動
- ニホンザルにおける体脂肪蓄積の様式と蓄積量の推定
- 野猿公苑のサルの管理者は誰か(ニホンザル野猿公苑 : 反省と展望)
- 野生ニホンザルにおける地域個体群情報データベース作りの意義(東北ニホンザルフォーラム)
- ニホンジカの成長と変異
- 異なる栄養条件下におけるニホンジカの成長過程 : 丹沢山地に生息する野生個体と飼育個体の比較
- 飼育下における丹沢産ニホンジカの体重と採餌量の季節変動
- ニホンザル有害駆除個体の分析法
- 野生傷病鳥獣の救護と鳥獣保護センタ-に関する実態調査
- 雌ニホンザルを用いた動脈硬化作成実験とエストロゲンの抗動脈硬化作用に関する検討 - 血管内視鏡による検討, 第1報 -
- 和歌山県におけるニホンザルとタイワンザルの交雑に関する遺伝学的分析
- ゼニガタアザラシ1000頭への道のり (勇魚会シンポジウム 海棲哺乳類を追って 2003年9月27日東京工業大学(大岡山))
- 127 ニホンザルにおけるスギ花粉症と寄生虫感染
- 家庭用洗濯機を用いた布団からのネコ主要アレルゲン(Fel d I)の除去(短報)
- 276 スギ花粉症患者におけるスギ主要アレルゲン (Cry j I, Cry j II) に対する反応性の検討
- 93 ニホンザルにおけるスギ花粉自然感作の特徴
- 野生動物対策の最新動向と専門技術者育成の必要性 (特集 鳥獣害対策の最新動向)
- 鳥獣保護法改正の問題点に対するコメント
- 野生動物専門職の現状と今後の課題
- 公共事業としてのワイルドライフマネジメント(「2001年度秋季シンポジウム」報告)
- 日中の照度の違いがニホンザルの深部体温と活動量のサーカジアンリズムに与える影響
- ニホンザル繁殖システムへの顕微受精の応用
- ニホンザル精子の凍結保存法
- 環境汚染がらみの野生動物の疾病 : ニホンザルの四肢奇形とスギ花粉症を中心に(:野生動物医学会の目指すもの)
- オスニホンザルの非交尾期の視床下部-下垂体-精巣機能
- メスニホンザルの非交尾期の視床下部--下垂体-卵巣機能
- オスニホンザルにおける30分間隔による24時間内繰り返し強制保定採血が血中ホルモン値に及ぼす影響
- ニホンザルの非交尾期における誘起排卵と人工受精による人工繁殖の試み
- ニホンザル(Macaca fuscata)の排卵前後の血清LH動態
- ニホンザルの排卵前後の卵巣形態の変化 (繁殖領域における超音波並びに内視鏡の応用)
- ニホンザルの排卵前後の卵巣の組織学的変化
- 181 ニホンザルオスの性成熟と造精機能の季節変動 (臨床繁殖学分科会)(第74回日本獣医学会)
- A CASE OF MEGALOBLASTIC ANEMIA IN THE GIBBON (HYLOBATES FOOLOCK)
- 野生エゾシカ(Cervus nippon yesoensis Heude, 1884)における精巣と血漿テストステロン濃度の季節的変動
- 野生動物問題としてのクマ騒動
- 日本産カワウにおけるダイオキシン類汚染の現状
- なぜ、ペットが野生化してはいけないのか? : -移入種問題 A to Z- Q&A補足集
- R2) 2000 年度・海獣談話会 : 希少海産哺乳類 (水産庁レッドリスト掲載種) の保護管理(自由集会, 野生生物保護学会 2000 年大会大会報告 : 講演要旨)
- カワウにおけるPCDDs, PCDFsおよびコプラナーPCBsの蓄積レベル
- C2 群馬県桐生市におけるイノシシ有害捕獲の実態報告(口頭発表,講演要旨,野生生物保護学会2004年大会大会報告)
- サルおよびシカからの Yersinia enterocolitica の分離報告
- サルの心電図に関する研究 I : 日本サル(Macaca fuscata Yakui)の標準肢誘導,単極肢誘導および胸部双極誘導(AB誘導)による心電図
- Birth of the Japanese Monkey (Macaca fuscata) Infant Following In-vitro Fertilization and Embryo Transfer
- 塩基性線維芽細胞成長因子(bFGF)のイヌ脛骨骨折モデルにおける骨折治癒および力学的強度の回復促進効果
- ニホンジカに寄生していたシラミバエ
- 奄美大島人物列伝 新しい"サル学"に挑戦、その労苦実る
- パタスザルの群に発生したY.pseudotuberculosis 感染症について
- 120 サル類の骨軟症2症例の骨組組織変化について (病理学分科会)(第69回日本獣医学会)
- イヌの実験的脛骨骨幹部骨折に対する塩基性線維芽細胞成長因子(Basic-FGF)の骨折治癒促進効果 : 特に細胞増殖期に対する効果について
- 犬の脛骨骨幹部骨折の修復過程における力学的特性の変動
- Morphological Changes of the Ovary and Hormonal Changes Through the Ovarian Cycle of the Common Marmoset (Callithrix jacchus)
- Morphological Changes of Female Reproductive Organs of Japanese Monkeys with Reproductive Conditions
- ラットの性周期および妊娠期における尿中総ポリアミン値の動態
- Effects of Diurnal Bright/Dim Light Intensity on Circadian Core Temperature and Activity Rhythms in the Japanese Macaque
- 『冬眠する哺乳類』, 川道武男,近藤宣昭,森田哲夫 編, 東京大学出版会, 2000年10月
- 224 テナガザル(Hylobates foolock)にみられた巨赤芽球性貧血の一例(臨床分科会)(第71回日本獣医学会記事)
- サル(ワオキツネザル; Lemur catta) の自然発生トキソプラズマ症2例についての病理組織学的観察
- 111 サル(ワオキツネザル)の自然発生トキソプラズマ症2例についての病理組織学的観察
- 有害駆除が野生ニホンザルの個体群に与える影響: 捕獲記録の分析
- 脂肪は'敵'か?(一般講演A3,支援ネットワーク)
- Successful Artificial Insemination for Indoor Breeding in the Japanese Monkey (Macaca fuscata) and the Cynomolgus Monkey (Macaca fascicularis)
- Ovulation and Periovulatory Time Courses of Ovarian Steroids in the Japanese Monkey (Endocrinology and Laboratory Primates)
- 野生動物と獣医学--野生動物医学の観点から (野生動物の臨床をめぐって)
- 「野生動物医学」事始め (現代生物学をめぐって)
- サルとの共存
- 14.新しく開発されたてんかん発作モニターシステムによる遺伝性てんかんラット (IGER) の行動観察