Spi計算の型付けによる公開鍵暗号方式を用いたプロトコルのメッセージ認証の検証

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概要

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これまでに、Gordonらにより、Spi計算に型付けを行う事により、対称鍵番号を用いるセキュリティプロトコルのメッセージ認証を検証する手法が提案されている。しかし、公開鍵暗号系に用いるプロトコルについては明らかではなかった。本稿ではそのようなプロトコルのメッセージ認証を検証する手法について報告する。公開鍵を用いるプロトコルでは、認証者が、相手を認証するために、最初に意図した相手のみに読めるように乱数を暗号化して送信し、その乱数を返信しでもらう。プロトコルがこの構造をしていることを確認するために、Spi計算に公開鍵・秘密鍵の型と新たな乱数の型を加え、これに対応する推論規則を構成した。さらに、この推論規則がSpi計算の意味論に対して健全であることを示した。
一般社団法人情報処理学会の論文
2002-05-23

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