内発的動機づけによる理科学習意欲の向上に関する教育方法学的研究
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概要
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本研究では,子どもが内発的に動機づけられ,主体的に学習を進めていくような教授=学習過程を設計して,子どもの学習意欲の向上を図ろうと試みた。子どもが,既有の認識体系と矛盾する事物・現象に対して,弁証法的思考により問題解決を行なうような学習活動を展開すれば,次のような教育効果をあげ得ることが明らかになった。1)理科に対する学習意欲が向上する。2)自然認識(知識・理解)の形成に有効である。3)弁証法的思考のレベルが向上する。4)弁証法的思考のレベルが向上すれば,理科に対する学習意欲も向上する。In the present study,the authors designed the elementary science class-works in order to improve the children's molare for science learning by arousing their intrinsic motivation.As results of their problem solving activity in class-works depending on the dialectical thinking aroused by confronting natural phenomena being contradictory to their cognitive system existing on that occasion,the following educational effects were obtained:1)The children's molare for science class-works took a turn for better.2)The class-works were effective for acquiring the recognition of nature,i.e. knowledge and understandings.3)The levels of dialectical thinking took a turn for better.4)The more betterment of levels of dialectical thinking they showed,the more improvement of the molare for science class-works they showed.
- 大阪教育大学の論文
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