子どもの時間評価に及ぼす映像及び音声の効果(第2報) : 映写画面における微・高速度運動並びに奥行き運動の時間評価
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概要
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子どもに微速度、高速度、それに逆モーション映写画面を提示して、彼らが現実と異なる時間の経過をどのようにとらえているかを調査したところ、6歳児および10歳児でカッパー運動効果が、また成人では反カッパー運動効果が認められた。さらに、映写画面を使った奥行運動の持続時間の評価では、子どもは自動車が接近してくる時間よりも、遠ざかる時間を過大評価し、円が小から大に変化する時間よりも、大から小に変化する時間を過大に評価する。また、円の大きさの変化速度が遅いほうが時間を過大評価し、一種の反カッパー運動効果が成立する。The aim of the experiment is to examine how the method of presentation,using different speed motion-picture and to-and-fro motion-picture films instead of actual objects,will influence children's estimation of time.Six-year-old and ten-year-old children,and college students were shown different speed motion-picture films,which were presented by three different method;(1)quick motion-picturse,(2)slow motion-pictures,and(3)reverse motion-pictures.Most of children judged duration time on the basis of kappa-movement effect,while students'estimated time seemed to be based on anti-kappa-movement effect.Children were inclined to feel that going away of car took longer than its forward movement did,that reducing of a circle picture than its expanding,and that the more slowly reducing or enlarging of a circle picture took the more time.
- 大阪教育大学の論文
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