アメリカのカリキュラム理論に関する基礎的研究 第1報:わが国におけるカリキュラム研究との関連
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概要
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本稿は,今後継続的に行なわれる「アメリカのカリキュラム理論に関する基礎的研究」の第一報として、アメリカのカリキュラム理論が,わが国のカリキュラム研究に与えてきた諸影響について整理し,わが国においてアメリカのカリキュラム理論を受容し学んでいく際の基本的、かつ主体的な構造を明らかにしようとしたものである。結論的には、その「受容と学習の構造」は、カリキュラム研究を一つの技術的研究としてとらえ,そのより一層の成立と発展をめざそうとするところに見つけだされなければならない,ということであった。しかしこのような視点からのカリキュラム理論の整理と検討は,アメリカにおけるカリキュラム研究それ自体のなかにおいても,大いにその重要性が認められるところでもある。The author has continued the basic study on the curriculum theory in the USA, and this is the first article conerning with the study. The main purpose is to explore how to understand and accept the essential values of the USA curriculum theory in Japan. The USA curriculum theory today, in compare with the past two decades, has much divergent and conflicting aspects with some confusing tendency. This situation give a great difficulty to hold its total feature and essential values. Such confusion has been brought about and accelerated by reflecting the criticism upon so-called discipline-centered curriculum. Although the solution of this confusing situation itself is interesting to give us many fundamental problems in studying of the USA curriculum theory, it must be said that how to construct "the subjective structure" is the most important problem in solving it. From another's view-point, however, "the subjective structure" has to be constructed through the reflective thinking on the prospects of curriculum research in Japan. In this article, the author, in order to give possible leading aspect in examination of the USA curriculum influence on the curriculum research in Japan, has tried to clarify "the subjective structure". Through considerations, the authoer came to a conclusion that "the subjective structure" should be constructed according to the conception that curriculum theory is essentially a kind of technological theory.
- 大阪教育大学の論文
- 1982-01-31
著者
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