イネもみの Pseudomonas glumae 感染に対する感受性と細菌密度の消長
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概要
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Pseudomonas glumaeの侵入に対するイネもみの感受性は開花時が最も高かった.もみ内に1cfu/grain以上で侵入したP.glumaeは, 開花後9日目まで著しく増殖し, それらのもみではイネもみ枯細菌病が激しく発病した.もみ内での, P.glumaeの増殖時期とでんぶん生合成系の中間代謝物質である遊離糖の蓄積時期とは一致しており, P.glumaeはシュークロースとトリオースリン酸以外の遊離糖を利用できた.出穂期のイネに対するオキソリニック酸(5-ethyl-5, 8-dihydro-8-oxo[1, 3]dioxolo[4, 5-g]quinoline-7-carboxylic acid, スターナ^[○!R])処理は, もみ表面に生存するP.glumae細菌数を減少させ, もみ内へのP.glumaeの感染頻度を低下させて, イネもみ枯細菌病に対して高い防除効果を示した.また, 開花もみに対するオキソリニック酸処理は, 処理後にもみ内に侵入したP.glumae増殖をも抑制し, 本病に対して防除効果を示した.
- 日本農薬学会の論文
著者
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曵地 康史
高知大農
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古澤 巖
京大院農
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古澤 巖
京大・農
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曵地 康史
Kasai Experimental Farm Agricultural Chemicals Research Laboratory Sumitomo Chemical Co. Ltd.:(prese
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奥野 哲郎
Department of Plant Pathology, Faculty of Agriculture, Kyoto University
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古澤 巖
Department of Plant Pathology, Faculty of Agriculture, Kyoto University
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