1-デオキシノジリマイシンおよび誘導体のトレハラーゼ阻害活性とワモンゴキブリの繁殖抑制効果
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概要
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1-デオキシノジリマイシン(MOR-1)は, ワモンゴキブリ雄成虫の生殖腺に付属する胞のう体の磨細液より調製した粗トレハラーゼ標品の酵素活性を阻害した.MOR-1のある種のN-アルキル誘導体も阻害活性を示したが, その活性はMOR-1よりよわかった.一方, 成虫脱皮完了24時間以内より, MOR-1などの供試化合物を含む餌で飼育したときのワモンゴキブリの産卵鞘数, およびふ化率に対する薬剤の効果を調べた結果, ある種の化合物は産卵鞘を抑制したが, ふ化率には顕著な影響を与えなかった.とくに, MOR-1の産卵鞘の抑制効果が高く, 各化合物間でのこの効果における傾向は, トレハラーゼ阻害活性におけるものとよく類似していた.
- 日本農薬学会の論文
- 1990-05-20
著者
-
藤田 稔夫
Department of Agricultural Chemistry, Kyoto University
-
西村 勁一郎
Research Institute For Advanced Science And Technology Osaka Prefecture University
-
森 和哉
日本新薬(株)創薬研究所
-
藤田 稔夫
Department Of Agricultural Chemistry Kyoto University
-
藤田 稔夫
京都大学農学部
-
藤田 稔夫
京大農化
-
藤田 稔夫
京大農
-
森 和哉
日本新薬株式会社研究所
-
西村 勁一郎
Department of Agricultural Chemistry, Kyoto University
-
森 和哉
Research Laboratories, Nippon Shinyaku Co., Ltd.
-
吉国 義明
Research Laboratories, Nippon Shinyaku Co., Ltd.
-
吉国 義明
Research Laboratories Nippon Shinyaku Co. Ltd.
-
藤田 稔夫
京都大学
-
藤田 稔夫
京大・農
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