鉛直過冷却雲風洞による初期雪結晶併合実験 (序)
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概要
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鉛直過冷却雲風洞を用いて,2個の雪結晶を成長初期に併合させる実験を行った。次の結果が得られた: 1)平面付着型の角板状結晶の場合には結晶の中心付近及び枝の中央より内側で主に併合し,隣接した枝がなす角度は 15度以下が多かった; 2)奇型雪結晶などには初期に併合でできたものがあると考えられる。また,十二花雪結晶は併合によって形成され得る; 3)併合を起こした角柱状結晶は天然雪結晶の角柱組合せ・針状組合せに対応した。結晶相互のなす角度は 70〜90度が多かった; 4)併合によって,落下速度は 10%以上増加した。
- 北海道大学の論文
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