ワタアブラムシ有翅虫の初飛翔前期間に及ぼす卵巣発育と照度の影響
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概要
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ワタアブラムシ有翅虫の初飛翔前期間は高密度から出現した個体では長くなり, 一部の個体は新鮮な寄主植物に接種すると飛ぶ前に産子した。しかし, それたの個体はワタアブラムシコロニーのいる葉では産子しなかった。羽化した有翅虫の卵巣は未熟で, その後時間の経過とともに卵巣内の胚子はゆっくりと発育した。羽化13時間後までに飛んだ個体の卵巣は飛ばない個体より明らかに発育していた。しかし, 卵巣が十分に発育した有翅虫でも暗い条件下では飛ばなかった。
- 日本応用動物昆虫学会の論文
- 1989-11-25
著者
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