マキノアブラムシ産卵雌の初夏出現に関する異なる2個体群の存在
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概要
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マキノアブラムシの産卵雌が,1997年初夏に出現しなかった個体群,多数出現した個体群及び少数出現した個体群について,その後5年間にわたって継続して調音した.1997年初夏に産卵雌が出現しなかった個体群はその後5年間まったく出現しなかった.1997年初夏に多数の産卵雌が出現した個体群はその後5年間も多数出現した.1997年初夏に少数の産卵雌が出現した個体群ではその後5年間は出現したり,しなかったりであった.これらの結果から,本種の個体群には初夏に産卵雌を出現しない個体群と出現する個体群の2つが存在すると結論される.高知平野における産卵雌が出現する個体群の割合は13%であった.
- 高知大学の論文
- 2002-12-25
著者
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