稲稚苗におけるニカメイガ成虫の産卵習性と孵化幼虫の生存率
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概要
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多くの成虫は成苗と同じように稚苗へもよく産卵したが,一部の個体は産下卵数の60%以上を苗を覆ったケージに産みつけた。稚苗区においては,産卵初期でさえも大卵塊はまれにしかみられず,各産卵回数での平均産下卵数と卵塊当たり卵粒数は成苗区より少なかった。その反面,産卵中期から後期にかけては,両区の差は逆の傾向を示した。成苗区における幼虫の生存率が産卵回数の経過につれて減少したのに対し,稚苗区においては,孵化3日後の幼虫生存率は産卵回数との間に一定の関係は見いだせなかった。
- 日本応用動物昆虫学会の論文
- 1983-02-25
著者
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