納豆菌によるポリ-γ-グルタミン酸の産生
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概要
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研究室に保存していた納豆菌と市販納豆から新たに分離した納豆菌を用いてPGA生産条件を検討した。初発pH6.4,37℃で培養した時, 炭素源としてグルコース2%, 窒素源としてグルタミン酸4.5%が最適であった。研究室に保存していた納豆菌株と市販納豆から分離した納豆菌株を用いてPGA生産を調べた結果, 市販納豆から分離したアサヒ株が最も良くPGAを生産した。この時の生産量は10g/1であった。PGA調製法を検討し, 培養液に2倍容のエタノールを加えた後pHを3に調整して回収する方法が, 最初に培養液をpH3にして2倍容のエタノールを加える方法より回収率が良かった。凍結乾燥して得られたPGAにはまだ多数の納豆菌が含まれていたが, PLANOVA 75SNを用いてクロスフロー濾過をする事によってほぼ完全に除くことが出来た。得られたPGAの分子量はHPLCで測定して200万∿300万の高分子量であった。
- 福岡女子大学の論文
- 1999-02-25
著者
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