北部九州産オキシジミガイ (Cyclina sinensis) の筋肉部分と内臓部分の一般成分の周年変化
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概要
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1.福岡県の中央部に位置する宗像郡津屋崎町において1991年3月から1992年2月まで毎月採集したオキシジミガイの全軟体部を内臓部分(生殖腺, 中腸腺, 胃と腸)と筋肉部分(外套膜, 水管, 足, 鰓, 閉殻筋)の2つに分け, 一般成分の分析を1年間にわたって行った。2.全軟体部の一般成分の年平均値は, 水分84.2%, 灰分2.2%, タンパク質11.0%, 脂質0.8%, 糖質1.8%, グリコーゲン1.5%であった。殆どの成分で大きな周年変化は認められなかった。3.軟体部中, 内臓部分の割合は23∿36%である。4月を最低に, 5月から増加し8月と9月を最高に, 10月に減少し, 以後3月まで変化しない。4.一般成分分析の結果より, 周年を通じて大きく変動する成分は殆どない。内蔵部分の糖質含量が少し増加する時期を食べ頃の時期と推定した。
- 福岡女子大学の論文
- 1999-02-25
著者
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