アスコルビン酸の空気酸化速度の解析
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
アスコルビン酸(ビタミンC)の酸化速度式を仮定し,さまざまな保存条件が速度式中における速度定数(還元型Cの酸化速度定数k_1,酸化型Cの分解速度定数k_2)に与える影響を調べた。その結果,次のような結論を得た。(1)仮定した速度式は実際の酸化過程をよく表現している。(2)光量は大きい方が酸化を促進するようにも見えるが,否定するデータもある。現段階では光の影響は認められない。(3)共存する糖アルコール濃度,アスコルビン酸の初期濃度は速度定数に影響しない。(4)速度定数に対する温度の影響はArrhenius式で表され,k_1とk_2の活性化エネルギーE_1,E_2および頻度因子A_1,A_2は次の通りであった。E_1=65.7 [kJ/molK] A_1=2.68*10^<10> [day^<-1>] E_2=67.2 [kJ/molK] A_2=3.57*10^<10> [day^<-1>]
- 和洋女子大学の論文
著者
関連論文
- 市川市の働き盛り世代の生活習慣に関する研究 : 市川市受託研究活動報告
- 近赤外分光法による実験動物の血糖値および内臓脂肪の非侵襲測定
- 近赤外線反射スペクトルを用いた脂肪酸の過酸化物価の測定および酸化速度の解析
- 可視および近赤外線反射スペクトルを用いた茶成分の測定
- 油脂の自動酸化に与えるカロテノイドの影響、および吸光スペクトルによる食用油脂の過酸化物価の測定
- 近赤外線吸光によるメバチマグロの油脂含量の測定
- イカおよびイワシ魚醤油熟成過程における成分変動
- 食用油脂自動酸化速度定数の温度依存性
- 朝食摂取が持つ知的作業への影響
- 油脂の自動酸化速度定数の温度依存性
- アスコルビン酸の空気酸化速度の解析
- 調理温度が調味料浸透速度に与える影響
- 油脂自動酸化速度の解析
- 野菜の硬さを制御する加熱前の予備的加圧処理
- タイの伝統的小麦粉発酵に関与する微生物の分離と性質
- グルコース-グルコースオキシダーゼ混合系による細菌生育の抑制
- 2005年夏現在の市販豆腐に含まれる組換え遺伝子の検出
- 脱脂落花生ミールの水抽出
- スナック菓子の流通所要日数
- 加熱調理(II) : 加熱すると熱はどのように伝わり, 温度はどのように上昇するか
- 加熱調理(I) : 加熱するとなぜ, どんな風に温度が上がるのか