<原著>東日本学園大学歯学部口腔病理学教室における10年間の病理組織診断の統計的検討
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
This study is based on an analysis of oral biopsy specimens that were diagnosed histopatologically in the Department of Oral Pathology .School of Dentistry, HIGASHI-NIPPON -GAKUEN UNIVERSITY from 1979-1989. 1. The total number of specimens during the ten years were 503 (dental hospital: 363, other personal dental clinics: 140), it corresponding to 440 cases (patients). 2 . There were 224 men, 210 women, and 6 unknown. 3. The most common cases were radicular cysts 11.1%(49 cases), the second dental granuloma 9.5% (42 cases), followed by fibroma (fibrous polyp) 7.7% (34 cases). 4. The largest group of all specimens were cysts(35.7%), the second inflammatory lesions (28.0%), followed by tumors(26.6%) . 5. About 80% of oral tumors were benign and about 20% were malignant. Of 24 cases with malignant tumors, the majority were squamous cell carcinoma(20 cases, 87%), followed by malignant melanoma(2 cases,8.7%), verrucous carcinoma(1 case,4.3%), and clear cell carcinoma(1 case,4.3%). 6. About 13% of all oral tumors were odontogenic tumors, and the most common were ameloblastoma(8 cases,53.3%), followed by odontoma(5 cases,33.3%), and cementifying fibroma(2 cases, 13.3%). 7. The most common cases of specimens from other dental clinics were radicular cysts (23 cases, 16.4%), the second fibroma (fibrous polyp) (17 cases, 12.1%), and followed by dental granuloma(15 cases, 10.1%).
- 北海道医療大学の論文
- 1989-06-30
著者
-
賀来 亨
東日本学園大・歯・病理
-
阿部 英二
北海道医療大学歯学部口腔病理学
-
奥山 富三
東日本学園大学
-
菅野 秀俊
北海道医療大学歯学部
-
中出 修
東日本学園大学歯学部口腔病理学講座
-
大内 知之
東日本学園大学歯学部口腔病理学講座
-
阿部 英二
東日本学園大学歯学部口腔病理学講座
-
菅野 秀俊
東日本学園大学歯学部口腔病理学講座
-
関 智香子
東日本学園大学歯学部口腔病理
-
賀来 亨
東日本学園大・口腔病理
-
関 智香子
東日本学園大学歯学部口腔病理学教室
-
菅野 秀俊
東日本学園大学歯学部口腔病理学教室
-
阿部 英二
東日本学園大学歯学部口腔病理学教室
-
中出 修
東日本学園大学歯学部口腔病理学教室
-
大内 知之
東日本学園大学歯学部口腔外科学第I講座
関連論文
- 13.セメント質形成線維腫の2例(第846回千葉医学会例会・第12回歯科口腔外科例会)
- 9.DMBAラット顎下腺発癌過程におけるBrdU標識率について(第846回千葉医学会例会・第12回歯科口腔外科例会)
- 28.9歳女児に発生した球状上顎嚢胞の1例(第826回千葉医学会例会・第11回歯科口腔外科例会)
- 13.比較的短期間に発育したと思われるエナメル上皮腫の1例(第826回千葉医学会例会・第11回歯科口腔外科例会)
- 135.乳腺のいわゆる癌肉腫の1例(乳腺3, 示説演題, 第29回日本臨床細胞学会秋季大会学術講演会)
- 36.下顎正中部にみられた脈瘤性骨嚢胞の1例(一般講演)(東日本学園大学歯学会第11回学術大会(平成5年度総会))
- 38.口蓋に発生した低悪性リンパ腫の1例(一般講演)(東日本学園大学歯学会第11回学術大会(平成5年度総会))
- 11歳男児の上顎洞に充満した濾脂性歯嚢胞の1例;とくに原因歯ならびに嚢胞に近接した歯牙の保存処置について
- 口腔内の細胞,組織におけるアポトーシスに関する研究 : 特に,in vitroにおけるアポトーシスの誘発とin vivoにおける生理的細胞死の観察
- ハムスター頬嚢におけるDMBA再塗布によるGGT陽性巣の再誘導について
- DMBA頬嚢癌形成過程におけるTPA塗布のGGT陽性巣に対する効果
- 15.ハムスター頬嚢癌におけるγ-glutamyl transpeptidase(GGT)組織化学の多彩性(東日本学園大学歯学会第3回学術大会(昭和59年度総会))
- 14.口腔前癌病変における血液型物質(A, B, H)の局在(東日本学園大学歯学会第3回学術大会(昭和59年度総会))
- 13.口腔発癌過程におけるケラチンの局在について(東日本学園大学歯学会第3回学術大会(昭和59年度総会))
- ハムスター頬嚢癌におけるγ-glutamyltranspeptidase活性の多彩性
- 口腔扁平上皮癌におけるEpithelial Membrane Antigenの局在に関する免疫組織化学的研究
- 口腔扁平上皮癌,とくに舌癌におけるUlex europeus I レクチンの検討
- 口腔前癌病変,扁平上皮癌における血液型H物質の検討(予報)
- 14. 舌癌形成過程の組織化学的研究 : とくにGGT活性について(一般講演抄録)(第2回東日本学園大学歯学会総)
- エナメル上皮腫におけるケラチン蛋白の局在に関する免疫組織化学的研究
- ワラビ発癌性に関する研究 : 当別町周辺から採集されたワラビで飼育したラットの腸管に発生した腫瘍の形態学的研究 第1報悪性線維性組織球腫の発生
- 8.歯肉炎自然発症ラットにおけるD-フェニルアラニン投与の影響(東日本学園大学歯学会第6回学術大会(昭和62年度総会))
- 7.Gingivitis-susceptible Ratについて(東日本学園大学歯学会第5回学術大会(昭和61年度総会))
- 30.舌白斑病変の2症例について(東日本学園大学歯学会第6回学術大会(昭和62年度総会))
- 39.全顎的に見られた多発性埋伏奇形歯の1例について(一般講演)(東日本歯学会第14回学術大会(平成8年度総会))
- 口腔前癌病変,扁平上皮癌におけるUEA-Iレクチンの検討(東日本学園大学歯学会第2回学術大会)
- 側頚嚢胞の2例
- 26.ヒメハブ毒の血液凝固作用とその病理組織学的検討(東日本学園大学歯学会第5回学術大会(昭和61年度総会))
- 22.骨形成性エプーリスの4例(東日本学園大学歯学会第5回学術大会(昭和61年度総会))
- 21.ハムスター口腔癌形成過程における免疫組織学的研究 : 第3報DMBA塗布とBrdUの取り込みについて(東日本学園大学歯学会第5回学術大会(昭和61年度総会))
- 骨形成性エプーリスの3例について
- 胃原発平滑筋肉腫の1例
- 13.ヒト舌乳頭の加齢的変化(一般講演)(東日本歯学会第12回学術大会(平成6年度総会))
- ヒト舌の加齢的変化 : 組織計測学的研究 : 第1報 舌動脈の狭窄度について
- 29.proteln kinase inhibitorによる上皮細胞のアポトーシス誘発について(一般講演)(東日本歯学会第13回学術大会(平成7年度総会))
- 18.ヒト骨肉腫細胞株の生物学的特性(第2報) : in vitroにおける細胞動態の検討(一般講演)(東日本歯学会第12回学術大会(平成6年度総会))
- 口腔上皮ならびに口腔扁平上皮癌におけるアポートシスに関する病理組織学的研究 : 特にLewis Y糖鎖発現と,DNA nick end labeling法との比較
- 20.金属アレルギーが原因と思われた頬粘膜扁平苔癬の1例(東日本学園大学歯学会第7回学術大会( 昭和63年度総会))
- 22.Staurosporineで誘発された口腔扁平上皮癌細胞株のアポトーシスの遺伝子発現変化について(一般講演)(東日本歯学会第14回学術大会(平成8年度総会))
- 25.9歳女児に発生した球状上顎嚢胞の一例(東日本学園大学歯学会第9回学術大会(平成3年度))
- 26.乳房より硬口蓋に転移した腺癌の1症例 : 原発巣および転移巣の組織化学的・免疫組織化学的検討(東日本学園大学歯学会第8回学術大会(平成2年度総会))
- 10.口腔癌形成過程におけるNORsの分布と細胞増殖について(東日本学園大学歯学会第9回学術大会(平成3年度))
- 12.犬骨中γカルボキシグルタミン酸含有蛋白の精製について(東日本学園大学歯学会第8回学術大会(平成2年度総会))
- 24.基底細胞母斑症候群の1例(東日本学園大学歯学会第9回学術大会(平成3年度))
- 1.口蓋に発生した稀な増殖形態を示した骨腫の1例(東日本学園大学歯学会第4回学術大会(昭和60年度総会))
- 12.口腔組織発生時における核内DNA断片化の観察(一般講演)(東日本歯学会第12回学術大会(平成6年度総会))
- 15.DMBA塗布によるハムスター頬襄粘膜上皮の細胞増殖と細胞表現形質 : とくにケラチンについて(東日本学園大学歯学会第7回学術大会( 昭和63年度総会))
- 12.ヒト舌の加齢的変化 : 組織計測的研究(東日本学園大学歯学会第7回学術大会( 昭和63年度総会))
- 東日本学園大学歯学部口腔病理学教室における10年間の病理組織診断の統計的検討
- 29.顎下部に腫脹をきたした肉芽腫性リンパ節炎の1症例について(東日本学園大学歯学会第6回学術大会(昭和62年度総会))
- 11.高齢者の舌組織の変化(東日本学園大学歯学会第6回学術大会(昭和62年度総会))
- DMBA塗布によるハムスター頬嚢粘膜上皮の細胞増殖とBrdUの結合
- 24.ESCAによるハイドロキシアパタイトの崩壊過程の解析(東日本学園大学歯学会第6回学術大会(昭和62年度総会))
- 15.PCNA免疫組織染色およびAgNOR染色を用いた増殖細胞の検討 : 唾液腺悪性腫瘍について(東日本学園大学歯学会第10回学術大会(平成4年度))
- 硬組織研究談話会 : 発足から1年
- 21.ハムスター頬嚢癌におけるDNA断片化と増殖細胞の発現様式について(一般講演)(東日本歯学会第13回学術大会(平成7年度総会))
- アドロイ-OH(Adlloy-OH)の経口投与によるラツトの成長と齲歯発生
- 10.ヌードマウス可移植性ヒト骨肉腫細胞株における増殖能の比較(一般講演)(東日本学園大学歯学会第11回学術大会(平成5年度総会))
- 2.DMBA頬嚢癌形成過程におけるGGT陽性巣について(東日本学園大学歯学会第4回学術大会(昭和60年度総会))
- Signet ring cell lymphomaの1症例
- 上顎前歯部に発生した含歯性嚢胞に歯牙腫が共存した1例
- 興味ある発育様式を示した下顎複雑性歯牙腫の1例
- 下顎に発生したセメント質形成線維腫の1例
- 乳癌が転移した上顎癌の1例 : 原発巣および転移巣の免疫組織化学的, 組織化学的検討
- 膿原性肉芽腫およびその類似病変に対する病理組織学的, 組織化学的ならびに免疫組織化学的検討
- 右側顎下部に腫脹をきたしたネコひっかき病の1例
- 口腔癌における血液型物質 (A, B, H) の局在
- ハムスター口腔癌形成過程における免疫組織化学的研究 : 第2報: ハムスタ-頬嚢癌形成過程における上皮細胞増殖とGGT陽性巣
- 上顎左側臼歯部硬口蓋に発生した巨大な周辺性骨腫の1例
- ハムスター口腔癌形成過程における免疫組織化単的研究 : 第1報 頬嚢粘膜癌におけるケラチンの局在について
- ハムスター実験的舌癌の超微形態学的研究 : 第4編腫瘍細胞内のR型ウイルス様粒子について
- ハムスター実験的舌癌の超微形態学的研究 : 第3編癌真珠の形成機構について
- 顎骨粘液腫の電顕的研究 : 特に組織発生について
- ハムスター実験的舌癌の超微形態学的研究 : 第2編癌真珠におけるacid phosphatase活性について
- ハムスター実験的舌癌の超微形態学的研究 : 第1編癌細胞超微構造の特徴
- 舌癌形成実験における発癌剤の高頻回塗布による発癌効果について
- Verrucous carcinoma of the lower anterior gum : A case report.
- 下顎に発生した脈瘤性骨嚢胞の1例
- 口腔内小唾液腺に生じた Glycogen-rich clear cell adenocarcinoma の1例
- 右下顎骨に中心性に発生した Masson's vegetant intravascular hemangioendtheioma の1例