ネピアグラス (Pennisetum purpureum SCHUMACH) の生産におよぼす栽植密度の影響(畜産学科)
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概要
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栽植密度がネピアグラスの生産におよぼす影響を検討するため, 株間を50cmと同一にし, 畦幅を50cm, 75cm, 100cmおよび125cmの4試験区を設定し, 1977年と1978年の2ヵ年間試験を実施した。得られた結果は次のとおりである。1 生草収量は高密度区ほど増収を示し, 50区で年間10a当り50t以上の収量が得られた。同様に乾物収量についても50区が高収量を示し, 年間10a当り約7tの収量を得た。2 茎数は高密度区ほど単位面積当りの本数が増加し, 乾物収量との間に高い相関がみとめられた。逆に草丈, 一茎当り葉数, 一茎重, 一葉当り葉面積は高密度になるにしたがって抑制される傾向を示した。3 葉面積指数と収量生長速度はともに高密度区ほど高い数値を示し, 乾物収量および茎数との間に高い相関がみとめられた。以上の結果から栽植密度は単位面積当りの茎数に影響をおよぼし, 葉面積指数, 収量生長速度に変化をもたらし, その結果, 乾物収量に強く影響するものと思われる。
- 琉球大学の論文
- 1980-11-29
著者
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