ネピアグラス (Pennisetum purpureum Schumach) の生産性及び飼料価値に関する研究 : 6. 刈取り高さが生産に及ぼす影響(畜産学科)

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概要

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ネピアグラスの生産に及ぼす刈取り高さの影響を検討するため,刈取り高さ10cm区(10区),25cm区(25区)及び40cm区(40区)の3試験区を設定し,1984,1985年の2年間栽培試験を実施した。生草及び乾物収量,純同化率,最大収量生長速度,乾物収量の相対生長率,葉面積比はともに試験区間に有意差は認められなかった。しかし,最適葉面積指数は1980年の40区と10区間に5%水準で有意差が認められた。茎数,茎重,草丈,一茎当り葉数,一葉当り葉面積,葉重比及び葉面積指数はともに試験区間に有意差は認められなかった。以上の結果から刈取り高さがネピアグラスの生産に及ぼす影響については僅かに最適葉面積指数においてのみ試験区間に有意差が認められ,乾物収量及び茎数等の収量構成形質にはほとんど差がなかったことから,刈取り高さが生産に及ぼす影響は少ないものと推察される。
琉球大学の論文
1990-12-05

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