あすか観測拠点の排水孔掘削と孔底の上昇
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概要
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あすか観測拠点の排水孔を基地から50mの位置にスチームドリルで掘削した。排水孔は, 直径40cm, 深さ27.5mである。掘削スピードは, 4m/hで, 造水および蒸気発生に使用した灯油の総量は, 110lであった。汚水は各タンクにためられた後, 特殊なヒーターで加温されたパイプを通って排水孔に捨てられる。排水孔の底面は最初の約5カ月で7m上昇したが, 上昇速度は, それ以降減少し, 3年間で594klを捨てて, 11.6m上昇した。雪面下の排水の浸透域の広がりは, 形状を円錐体と仮定すると半径は約13.7mになる。
- 国立極地研究所の論文
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