第25次越冬隊海洋生物研究活動報告1984/85 -BIOMASS計画 第3年次の活動を中心として-
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概要
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第25次日本南極地域観測隊越冬隊生物グループは, BIOMASS計画の第3年次として(1)海水中有機物(とくに炭素, 窒素とリン)の動態(2)定着氷下における魚類, オキアミ類の生態の2点に重点を置いて研究を実施した。野外観測と室内での分解実験, 飼育実験を併用して, 野外での炭素とリンの循環およびナンキョクオキアミとショウワギスの生態に関し新知見を得た。このほかBIOMASS計画3ヵ年を通じて毎月一回定常的に行われた定点における各種海洋観測, 動・植物プランクトンの定量採集, およびアデリーペンギンとウェッデルアザラシのセンサスと生態調査を併せて行った。またBIOMASS関連研究のほかに陸上鮮類群調査および従来継続されてきた湖沼水, 土壌細菌, 土壌藻類のモニタリングを定法により実施した。
著者
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松田 治
広島大学生物生産学部
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川口 弘一
東大 海洋研
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川口 弘一
東京大学海洋研究所
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石川 慎吾
高知大学理学部
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川口 弘一
東京大学海洋研究所大槌臨海研究センター
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川口 弘一
東大海洋研
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松田 治
広島大学生物圏科学研究科
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石川 愼吾
高知大学院総合人間自然科学研究科
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