海底堆積物の花粉分析学的研究 -2. 東京湾(東京都)-
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
A core 443 cm long containing clay deposits was sampled from marine sedments at 14 m depth by a marine research ship (Bousei-maru) owned by Tokai University in Tokyo Bay (coordinates N 35°34'42", E135°47'50") in the Kanto district, eastern Japan. Pollen and spore analyses showed four local pollen assemblage zones (TO) coordinating one Japanese regional pollen zone (R) of the postglacial period. HI-4 Cyclobalanopsis, Betula, Fagus stages (443-320cm in depth, R-IIIa zone) HI-3 Cyclobalanopsis, Castanopsis stages (320-200cm in depth, R-IIIa zone) HI-2 Cyclobalanopsis, Castanopsis, Carpinus, Betula, Fagus stages (200-80cm in depth, R-IIIa zone) HI-1 Pinus, Cryptomeria, Cyclobalanopsis stages (80-0cm in depth, R-IIIb zone) Compared with the results of pollen analyses from the Kanto district shows that the present core contains a vegetational history spanning approximately 4,000 years before present. Although the sediments are marine, the pollen diadram has terrestorial characters. Caused by the fact that the boring point was located near the coast, Tokyo Bay is a closed bay having only the Uraga Channel and the ocean current is weak. Fossil pollen morphology of subgenus Cyclobalanopsis by scanning electron microscopy identified three species : Quercus sessilifolia, Q.glauca and Q.salicina.
- 岡山理科大学の論文
著者
-
三好 教夫
岡山理科大学総合情報学部生物地球システム学科
-
中村 隆昭
東海大学海洋学部海洋土木学科
-
三好 教夫
岡山理科大学
-
藤木 利之
名古屋大学大学院環境学研究科
-
藤木 利之
岡山理科大学理学部基礎理学科
-
三好 教夫
岡山理科大学理学部基礎理学科生物学教室
関連論文
- 日本の間氷期堆積物に含まれるサルスベリ属Lagerstroemia花粉化石の形態
- 瀬戸内海・頭島(岡山県日生町)周辺の花粉分析による植生変遷史の研究
- 220 秋期スギ花粉飛散と秋期スギ花粉症
- 自然教育園の泥土の花粉分析的研究(II)
- 浜松市・東神田川流域神久呂地区の古環境(850±30年前)について
- 中国遼寧省新賓市北四平の泥炭層の花粉分析
- 北部九州の樫原湿原におけるボーリング・コア試料(KS0412-3)の分析結果(速報)(タンデトロン加速器質量分析計業績報告2004(平成16)年度)
- 長崎県唐比湿原堆積物からのハス属化石花粉産出とその意義
- バイカル湖集水域の植生と最終氷期以降における植生変遷 (総特集 バイカル湖から長期地球環境変動を探る) -- (5章 堆積物の生物学的手法による環境変動の解析)
- 湖底堆積物(BDP96-1)の花粉分析からみたバイカル湖周辺の第四紀植生変遷史
- 最終氷期最盛期におけるスギ逃避地-隠岐島島後
- ハタベカンガレイ(カヤツリグサ科フトイ属)の花粉形態
- ブタクサ花粉とそのアレルゲン (特集 秋の花粉症)
- 琵琶湖の堆積物を用いたモンスーン変動の復元 : ミランコビッチ=クズバッハ仮説の矛盾と克服
- 琵琶湖の堆積物を用いたモンスーン変動の復元--ミランコビッチ=クズバッハ仮説の矛盾と克服 (第四紀後期の気候変動と地球システムの挙動--その原因とメカニズムの解明に向けて 特集号)
- ウェルウィッチア(奇想天外)の花粉
- 岡山県蛇ヶ乢湿原周辺における後氷期中期以降の植生変遷
- ロシア型採泥器について
- 備前市香登の備前焼粘土の花粉分析学的研究
- アカガシ亜属(ブナ科コナラ属)の花粉形態
- 海底堆積物の花粉分析学的研究 -2. 東京湾(東京都)-
- 中国地方の湿原堆積物の花粉分析学的研究 : V. 犬挟峠湿原(岡山県)
- 走査電子顕微鏡による花粉の形態-13-モクセイ科(被子植物)について
- 海底堆積物の花粉分析学的研究 1.燧灘(愛媛県)
- 縄文海進期における照葉樹林の分布について
- 中国地方の湿原堆積物の花粉分析学的研究 : 3.加保坂湿原(兵庫県)
- 最終間氷期以降のインドモンスーンの変遷史 : SEMを用いたカトマンズ盆地堆積物の花粉分析の試み(29.第四紀地質)
- P-297 カトマンズ盆地の後期更新世の気候変動とヒマラヤの山岳氷河の消長 : 花粉分析によるアプローチ(32. 第四紀地質)
- 徳佐盆地(山口県)における後期更新世の花粉分析-予-
- ネズによる花粉症について
- フクシア属(アカバナ科)における倍数性と花粉の形態
- バイカル湖の堆積物コア(BDP96-1,BDP98-2)の花粉分析による東アジアの植生変遷と植物種属の消滅の解明 (総特集 バイカル湖から長期地球環境変動を探る) -- (5章 堆積物の生物学的手法による環境変動の解析)
- 第四紀後半(ハラミロイベント)以降の氷期・間氷期サイクルと植生変遷の特徴 (総特集 バイカル湖から長期地球環境変動を探る) -- (5章 堆積物の生物学的手法による環境変動の解析)
- 湖沼堆積物の花粉分析からみた植生の変遷とその周期性 (総特集 湖沼・内湾・レス堆積物)
- 琵琶湖の堆積物を用いたモンスーン変動の復元 : ミランコビッチ=クズバッハ仮説の矛盾と克服
- Spore morphology of Hepaticae in Japan
- 蛇々乢湿原(岡山県)における堆積物の生態学的研究
- 中国地方の湿原堆積物の花粉分析学的研究 : IV.枕湿原(広島県)
- バイカル湖内上部堆積物(VER94/5-St. 21)の花粉分析
- 犬挟トンネル岡山側露頭の蒜山原層,大山火山灰層
- 瀬戸内海沿岸堆積物の花粉分析 頭島(日生町)について
- 土の炭酸塩含有量の測定方法と結果の解釈(粘土の物理・化学)
- 岡山県内のスギ・ヒノキ科花粉の飛散状況とその予測の可能性について
- 千葉県手賀沼湖底堆積物中の埋土種子の分布と保存状態
- 珪藻化石群集から推定される新潟県佐潟湖における低湖水位期
- 新潟市西南部に位置する閉鎖性淡水湖 ・ 佐潟に記録された後期完新世の湖水位変動
- ニレ属-ケヤキ属花粉の同定と花粉分析への応用
- ニレ属-ケヤキ属花粉の同定について
- ニレ属-ケヤキ属花粉の同定について
- 東北地方南部における過去50,000年の植生変遷史
- ツユクサ(ツユクサ科)の花粉形態
- 日本産コナラ亜属(ブナ科コナラ属)の花粉形態
- ヒシモドキ(Trapella sinensis Oliver)の花粉形態
- ロシア、バイカル湖湖底堆積物の花粉分析に基づく過去1,200万年間の植生変遷 (特集 古代湖)
- 走査型電子顕微鏡による花粉の形態14. ツバキ科(被子植物)について
- バイカル湖とシベリアタイガ,その起源と変遷に関する研究(1)
- バイカル湖周辺における湿原堆積物の放射性炭素年代
- 湖底堆積物からのメッセージ--化石花粉から植生変遷を探る (特集 バイカル湖の生物)
- 日本産マツ属の花粉粒径
- 加計学園自然植物園における空中花粉
- 加計学園自然植物園における空中花粉調査
- 74. 東郷池 (鳥取県) の年縞粘土層の花粉分析学的研究
- ヒマラヤスギ属(マツ科)の花粉形態
- Modern and fossil pollen morphology of the genus Fagus(Fagaceae) in Japan
- 走査電子顕微鏡による花粉の形態 : 9. ナデシコ目(被子植物)について
- 走査電子顕微鏡による花粉の形態 : 6.イラクサ目(被子植物)について
- 走査電子顕微鏡による花粉の形態 : 4.ブナ科(被子植物)について
- 走査電子顕微鏡による花粉の形態 : 2.被子植物(モクマオウ科,ヤナギ科,ヤマモモ科,クルミ科)について
- 宇生賀盆地(山口県)における最終氷期最盛期以降の植生変遷
- 走査電子顕微鏡による花粉の形態 : 1.裸子植物について
- 電子顕微鏡による苔類胞子の観察 : 1.コマチゴケについて
- 『環境考古学ハンドブック』, 安田喜憲 編著, 2004年2月25日出版, 朝倉書店, A5版, 706p, 定価28,000円(税別), ISBN 4-254-18016-0
- Dacrydium pierrei(マキ科)の花粉形態
- Taiwania flousiana(スギ科)の花粉形態
- 中国雲南省に自生するマツ属の花粉形態
- 中国雲南省〓海周辺の植生変遷
- 2395 沖積層の化学的性質
- 走査電子顕微鏡による花粉の形態 : 12.カヤツリグサ目(被子植物)について
- 走査電子顕微鏡による花粉の形態 : 10.タデ目(被子植物)について
- 日本周辺海域における海底地すべり(シンポジウム:急傾斜海岸の海洋環境と開発)
- 花粉分析-8-中生代〜新生代の化石花粉・胞子
- 森林植生の変遷とその周期性 (文明と環境-2-)
- 花粉分析 (花粉と花粉症)
- 花粉分析-10-化石燃料鉱床の探床
- 花粉分析-9-第四紀更新世の植生
- 花粉分析-7-古生代のパリノモルフ,化石胞子・花粉
- 花粉分析-6-農耕の起原と伝播
- 花粉分析-4-欧州における最終氷期以降の植生史
- 花粉分析-3-花粉の性質,年代測定
- 徳佐盆地(山口県)における後期更新世の花粉分析-予-