高齢者虐待問題と専門職の課題に関する考察
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本研究は,在宅介護に見られる高齢者虐待問題について,介入の困難性の視点から介護専門職の援助のあり方及び現行制度の活用について検討し,課題について考察するものである。その結果,(1)虐待事例にかかわる専門職には,問題状況の分析能力と,介護家族に対する支援のあり方を見極める力が求められること,(2)介護の社会化の広がりとともに間接的には,虐待予防に機能し得る制度は存在するが,有効な活用には至っていないことが示された。これらのことから,介護専門職は,対人援助職としての高度な専門技術を身につける必要があること,高齢者虐待防止に関する直接的な法律の制定が望まれるとともに,数多くの相談の場が地域に存在することの必要性が示唆された。
- 日本赤十字秋田短期大学の論文
- 2001-03-31
著者
-
佐藤 怜
秋田大学
-
高橋 美岐子
介護福祉学科
-
藤沢 緑子
介護福祉学科
-
佐藤 沙織
介護福祉学科
-
大泉 哲子
介護福祉学科
-
高橋 美岐子
日本赤十字秋田短期大学 看護学科
-
高橋 美岐子/大泉
介護福祉学科/介護福祉学科/介護福祉学科/介護福祉学科/秋田大学
関連論文
- 日本赤十字秋田短期大学介護福祉学科卒業生の就業状況と職業意識 : 卒業生の動向調査から(その2)
- 日常生活動作と対人関係能力からみた高齢者ケアのあり方に関する研究
- 特別養護老人ホームにおける介護職員の社会的スキルに関する研究
- 大学生の避妊および低用量ピルに関する意識
- 介護福祉学生の自己教育力に関する研究
- 介護専門職のストレスの現状と課題 : 特別養護老人ホーム介護職員のストレス要因体験頻度の分析から
- 高齢者介護と家族についての意識に関する一考察 : 介護福祉士養成校在学生への調査を通して
- 高齢者虐待問題と専門職の課題に関する考察
- 在宅介護に見られる高齢者虐待問題について
- 高校生の社会福祉活動に関する考察
- 日本赤十字秋田短期大学介護福祉学科新入学生の意向調査〔第1報〕
- 日本赤十字秋田短期大学介護福祉学科卒業生の在学中の学業への取り組み、教育・学生生活に対する満足度、および卒後の自己啓発 : 卒業生の動向調査から(その1)
- ターミナルケア教育における読後課題レポートの分析
- 介護福祉士養成の「ターミナルケア教育」に関する一考察
- 本学介護福祉学科卒業生の意識調査
- 実習指導における効果的な授業展開の一考察
- 戦後高等教育体制の地域的構造と機能に関する実証的研究(第3次報告書)--秋田大学の場合
- 戦後高等教育体制の地域的構造と機能に関する実証的研究(第2次報告)--秋田大学の場合
- 地方国立大学の機能に関する比較研究 : 地域住民からみた秋田大学(第5部会〔高等教育I〕)
- 戦後高等教育体制の地域的構造と機能に関する実証的研究(第1次報告書)--秋田大学の場合
- 本学卒業生に対する就職施設からの評価